フアストサンユウ（1987年生、母ヤソダラ）
Fast Sanyu
1987.03.10
フアストサンユウ（1987年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトキテンリユウ（当時8歳）と交配したヤソダラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井 秀紀。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、地方35戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系3歳未勝利。
経歴
デビュー前
武平三厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1989年）
6月24日、デビュー戦は武永祥騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。
7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、作田誠二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。
8月20日、中5週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。
9月2日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。
9月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武永祥騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。
10月15日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は作田誠二騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。
10月28日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったキョウエイライトにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
11月11日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインターホットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
11月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミナミノイッピを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
12月9日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で作田誠二騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。
3歳（1990年）
1月7日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で作田誠二騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。
1月15日、連闘で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で作田誠二騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。
1月28日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
2月10日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は作田誠二騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
3月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。
3月18日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は作田誠二騎手（11戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。
4月23日、中4週で迎えた17戦目は、澤田秀実騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイトウザイから1馬身半差の2着となった。
5月15日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤田秀実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月27日、中1週で迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2 C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシボーに3/4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。
6月18日、中2週で迎えた20戦目は、酒井章騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
6月27日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、C1ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井章騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。
7月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井章騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月1日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井章騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトクジユコハクからクビ差の2着に惜敗した。
8月23日、中2週で迎えた24戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井章騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエンゼルタカシヨウから1馬身半差の2着に敗北した。
9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井章騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。
9月28日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井章騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトキワイチヒメに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。
10月12日、中1週で迎えた27戦目は、B2ニ（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井章騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月3日、中2週で迎えた28戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井章騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカナンテツトから3馬身差の2着に敗北した。
11月17日、中1週で迎えた29戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井章騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月29日、中1週で迎えた30戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で酒井章騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。
12月7日、連闘で迎えた31戦目は、桜井今朝利騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。
4歳（1991年）
1月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、アラ系一般B2ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井今朝利騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。
7月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A1 A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月16日、中2週で迎えた34戦目は、横山克彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月19日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。
10月13日、中2週で迎えた36戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は金井正幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月27日、中1週で迎えた37戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
11月16日、中2週で迎えた38戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月11日、中3週で迎えた39戦目は、鞍上は横山克彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
12月31日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた40戦目は、アラ系一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山克彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5歳（1992年）
1月15日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた41戦目は、アラ系一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山克彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。
1月29日、中1週で迎えた42戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山克彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。
2月16日、中2週で迎えた43戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山克彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。
2月28日、中1週で迎えた44戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
3月14日、中1週で迎えた45戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は横山克彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月27日、中1週で迎えた46戦目は、アラ系一般A（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山克彦騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月22日、中3週で迎えた47戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山克彦騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。
12月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた48戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。
12月29日、中2週で迎えた49戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は横山克彦騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
6歳（1993年）
1月12日、中1週で迎えた50戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山克彦騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
1月28日、中1週で迎えた51戦目は、アラ系一般A B1（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。