ハーランズハーツ（2017年生、母ハーランズロマン）

ハーランズハーツ（2017年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したハーランズロマンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月29日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2020年）

1月19日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、最後はトウケイミラと並んで3着同着となった。

2月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月5日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアロハヌイロアを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2021年）

1月17日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るルヴァンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って久しぶりの一戦を物にした。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月15日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月11日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの糸魚川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの筑後川特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月14日、中9週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したクロワドフェールを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2022年）

1月16日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったニホンピロタイズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月19日、中4週で迎えた15戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの安城特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したゼッフィーロを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中7週で迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月17日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6歳（2023年）

2月26日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの八代特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のストップザタイムに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月23日、中7週で迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた24戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月13日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（7戦2勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

7歳（2024年）

1月14日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの壇之浦ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダークエクリプスをハナ差振り切って4勝目を手中に収めた。

2月4日、中2週で迎えた28戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝2000m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

4月14日、中9週で迎えた29戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

9月14日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのケフェウスステークス（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月27日、中5週で迎えた32戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。