ティンダルナイン（2021年生、母ピンクブリザード）

Tyndall Nine

2021.02.14

ティンダルナイン（2021年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時8歳）と交配したピンクブリザードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。主な勝ち鞍は2023年のドリームチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フクオカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小田吉男によって627万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2023年）

5月29日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスターサルファーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の若竹特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したライゾマティクスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の新星特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

9月21日、中8週で迎えた4戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新鋭特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（2024年）

1月31日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦の青鵐特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の連翹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。