ウインアルカンナ（2017年生、母アルカネット）

ウインアルカンナ（2017年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+多年草の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したアルカネットが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額800万円（2万×400口）で一口馬主が募集された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月17日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったパラスアテナに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のマスターワークに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

9月6日、中6週で迎えた10戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったマスターワークにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で秋山稔樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月11日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で秋山稔樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月21日、中2週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月25日、中8週で迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

6月20日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた20戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月19日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた22戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアサケレディをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5歳（2022年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月20日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの雄国沼特別（福島芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

6月26日、中7週で迎えた30戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた31戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月3日、中2週で迎えた32戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

10月22日、中6週で迎えた33戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

2022年12月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。