ナムラバンチー（2021年生、母ナムラココロ）

ナムラバンチー（2021年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+房状の」。毛色は栗毛。種牡馬のモーニン（当時9歳）と交配したナムラココロが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はナカノファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の一般C3 13。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月19日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

12月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2024年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた5戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月6日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

9月15日、中9週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のイサキ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウエレジーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-9（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、祝オークスさん特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカワキタマックスを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、エリカ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた15戦目は、カトレア特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

4歳（2025年）

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、カンザクラ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したゲーベルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、キンカン特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦2勝）。6頭立ての2番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したリワードファラオンにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロードイモータルに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月9日、中3週で迎えた19戦目は、浅春特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメトゥスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。