ザマアマゾン（2002年生、母オークトパーズ）

ザマアマゾン（2002年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したオークトパーズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河育成牧場。戦績は、地方18戦2勝。2004年のなでしこ賞(牝)に勝利した他、2004年の若武者賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

岩本洋厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクンプーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月21日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳オープンのなでしこ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンデレラジョウを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月30日、中9週で迎えた6戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（2005年）

3月10日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの’05桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

4月13日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の向日葵特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（2006年）

2月8日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（9戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（11戦2勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた17戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（14戦2勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた18戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。