プリンセスドリーム（2008年生、母ダンスプリンセス）

プリンセスドリーム（2008年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「王女の夢」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時13歳）と交配したダンスプリンセスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2十一十二。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月21日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2011年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4月30日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

6月18日、中6週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた9戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4歳（2012年）

8月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月28日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデトロイトスターに3/4馬身届かず2着となった。

11月8日、中5週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月3日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクラカンパネラを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ありよしバースデー遅れてすみません記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

2月6日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のビッグゴーゴーに1馬身の差をつけて制した。

4月17日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、稲妻賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したカンファーマリアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた18戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィーヴァローレンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

6月18日、中6週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、雷神賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた21戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた22戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、正人&亜希結婚記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上C3三四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。