ロングスローイン（2008年生、母クラウンアスリート）

ロングスローイン（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「元サッカー日本代表小城選手の得意技」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したクラウンアスリートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道苫小牧市、生産者は藤澤昭勝。戦績は、中央平地19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたラヴェルソナタ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったガリレオバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

2月12日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモビールに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月9日、中7週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のネモフィラ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月14日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファーストグロースに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルマフローラに2馬身半の差をつけて制した。

10月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4歳（2012年）

12月1日、約13か月半の休養明けで迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

5歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた12戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた13戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミラクルミイクンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月6日、中1週で迎えた17戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月22日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。