エアーメール（1999年生、母カイウンテンシ）

エアーメール（1999年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時7歳）と交配したカイウンテンシが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のガーネット賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、上水牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、レースホース渡辺によって1,470万円で落札された。

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月5日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

1月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

2月23日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた4戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサージェナイトにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた10戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた11戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンスコットに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャニオンスコットからクビ差の2着に惜敗した。

9月30日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のガーネット賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイファンタジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のトパーズカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた17戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、連闘で迎えた19戦目は、4歳A2（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月1日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、淡路いざなぎ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた21戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、闘竜灘特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた23戦目は、海のまち竹野特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。