フォーチュンカムズ（2015年生、母ベガスナイト）

フォーチュンカムズ（2015年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「福来たる」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時15歳）と交配したベガスナイトが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2020年の「佐賀、夏を駆ける」賞(C2-9)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月14日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

6月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた6戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のむらぼっくり記念優駿会盃序（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンイールディングに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミライヘノコドウに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエリースコールに詰め切れず、約15馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、山の寺の日特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、平成30年北海道胆振東部地震被災者支援（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた12戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジュールドミュゲに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、アスターヒューズに半馬身交わされて2着となった。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のガンロックに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（2019年）

4月28日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエウチアーモをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月28日、中3週で迎えた17戦目は、クレマチス賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラルテアンジュをハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月25日、中3週で迎えた18戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた19戦目は、金沢金箔賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の白百合賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、シュシュに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた21戦目は、おトクな楽天競馬で金沢けいばが楽しい賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田勇真騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた22戦目は、色白美人金沢だいこん賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田勇真騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったカワキタカスタマーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月14日、中3週で迎えた23戦目は、HBA組合長賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ロゼッタストーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、2019JBC浦和まであと6日（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカーネーションに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた25戦目は、おトクな楽天スーパーポイントざくざく賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

5歳（2020年）

1月12日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ロングメイユーランにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月1日、中2週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月27日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月12日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、「佐賀、夏を駆ける」賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のベレットに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月27日、中6週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた32戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアオイリョウマを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月15日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた35戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズセレクション（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

2021年1月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。