ファームフェイス（2014年生、母リープオブフェイス）

ファームフェイス（2014年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ゆるぎない信念」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時12歳）と交配したリープオブフェイスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月31日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブリラーレにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2017年）

1月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたルーズベルトゲーム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキスミーワンス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤサシサに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のアンジュデジールに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月24日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイセイプレシャス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2018年）

2月11日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月2日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のライジングドラゴンに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

10月6日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。