カルナヴァレ（2009年生、母プットオンジュエル）

カルナヴァレ（2009年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「パリの美術館名」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時10歳）と交配したプットオンジュエルが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、サラブレッドスクエアによって105万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月2日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、抜け出したクールユリアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり4着に敗れた。

9月25日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスネバーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（2012年）

1月28日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヨドノグレイスを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月10日、中5週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったシゲルスダチにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2013年）

1月27日、中5週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

6月1日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

8月20日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、日高建設協会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。