キタサンフクジン（2008年生、母ニシオノーブル）

キタサンフクジン（2008年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋福神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時11歳）と交配したニシオノーブルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファーミングヤナキタ。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、地方4戦0勝。2011年のマーガレットステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、サクラシオンに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアストロロジーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月3日、中6週で迎えた3戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって18着に敗れた。

9月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月6日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の紫雲寺特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のトレモロに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の宗像特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって18着に敗れた。

4歳（2012年）

6月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、スターライト特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。