ベニトアイト（2017年生、母ワイルドウインド）

Benitoite

2017.02.16

ベニトアイト（2017年2月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「貴公子のようなパワーストーンの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のMedaglia d'Oro（当時18歳）と交配したワイルドウインドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3三四五。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、青山洋一によって7,344万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月2日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2020年）

4月18日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

2020年9月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2021年）

2月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のサーブルルミエールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八九十（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年4月13日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。