エルプシオン（2018年生、母ルーシーショー）

エルプシオン（2018年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「噴火(西)。火山が噴火するようなエネルギッシュな競馬のショーを」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時9歳）と交配したルーシーショーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月19日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

3歳（2021年）

1月23日、中4週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4月18日、中9週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月20日、中6週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルオラトリオに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパドックオーラ買特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた9戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、一般C3-20（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ナンヨープルートーにクビ差交わされて2着となった。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 19（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエレメンタルに2馬身の差をつけて制した。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4歳（2022年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、鳥来月賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のペガサステソーロに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、小満特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた20戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のラインリブラを半馬身振り切って制した。