ディクテーター（1986年生、母エカテリーナⅡ）

ディクテーター（1986年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時13歳）と交配したエカテリーナⅡが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回、地方9戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のおけさ特別(500万下)。

経歴

デビュー前

秋山重美厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（1989年）

2月16日、デビュー戦は佐々木竹見騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月18日、中8週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイワンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中4週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハイセンスに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハマキングに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のあさがお特別 2組（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイビジヨンから2馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のダリヤ特別 2組（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木竹見騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミクロマンナに1馬身の差をつけて優勝

8月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のコスモス特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木竹見騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシユウガツツをクビ差制して1着ゴールを果たした。

9月28日、中3週で迎えた8戦目は、仲秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木竹見騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェニックスパールから3馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた9戦目は、紅葉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木竹見騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1990年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

7月15日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のマルタカベンソンを半馬身振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

8月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大江原哲騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、クラノハクリュウに交わされて2馬身半差の2着となった。