グラスピレ（2018年生、母サマーロコガール）

グラスピレ（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かき氷(仏)。母名と馬体より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時9歳）と交配したサマーロコガールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年のオーガストフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額800万円（2万×400口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月18日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月19日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

3歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

3月6日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月16日、中6週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったステディシュシュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたブロードマリー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドナアネラに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は永野猛蔵騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた14戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2022年）

2月6日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月5日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5月15日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

7月17日、中8週で迎えた18戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた19戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月4日、中6週で迎えた20戦目は、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月19日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2022年12月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、大和撫子特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた24戦目は、春の風特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた25戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた26戦目は、見返り美人特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた27戦目は、つながるを生み出すまちあやせ記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた28戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、キリマンジャロ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた29戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、日本刀賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、火縄銃賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた31戦目は、吹き矢賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた32戦目は、ウイスキー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた33戦目は、リゲル賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた34戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、45thホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた35戦目は、宝船賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた36戦目は、雪割草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた37戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマイネルステレールに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月9日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキッカケを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。