ハナノシンノスケ（2007年生、母フェアリージェム）

ハナノシンノスケ（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「花の＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したフェアリージェムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地37戦3勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の石清水ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

7月4日、デビュー戦は鷹野宏史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、6着に入り込んだ。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカワカミショコラを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月31日、中3週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の真野湾特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月12日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2012年）

7月29日、約14か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月8日、中9週で迎えた16戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月9日、中2週で迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6歳（2013年）

8月18日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた20戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

9月25日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のハクユウコマンダーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7歳（2014年）

2月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた25戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた28戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサトノキングリーに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

12月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

8歳（2015年）

1月25日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトーセンソレイユをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月22日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた36戦目は、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（9戦1勝）。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた38戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。