ランザン（2009年生、母ヤマシロギク）

ランザン（2009年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「嵐山」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時8歳）と交配したヤマシロギクが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地22戦0勝2着2回、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月9日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

12月17日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、中5週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月8日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月29日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクロタカに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月25日、中3週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた11戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、ユースフルステッキ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のプラチナディスクに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスタルヒンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月12日、中6週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず最後はシゲルカイチョウと並んで6着同着となった。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるシルクオフィサーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールデンムーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月26日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月15日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5歳（2014年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

8月17日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月4日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた25戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた28戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

6歳（2015年）

1月23日、中3週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた30戦目は、立春特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた31戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、東風特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた32戦目は、春風特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた33戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月17日、中9週で迎えた34戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた35戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ヒマワリ賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた36戦目は、はちみつ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。