スーパーファースト（1986年生、母クレバーミンシオ）

スーパーファースト（1986年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラショウリ（当時11歳）と交配したクレバーミンシオが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三田理行。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の桜草特別(400万下)。

経歴

デビュー前

古山良司厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月14日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナチュラルローヤルに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシャコーリボンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月5日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月15日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月5日、中2週で迎えた14戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったビーバップにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったパストラーレに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の山中湖特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

5歳（1991年）

2月16日、中7週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安田富男騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた23戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。