セイントハニー（2003年生、母シビルスイート）

セイントハニー（2003年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時17歳）と交配したシビルスイートが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）市川牧場。戦績は、地方32戦2勝2着2回。2005年のなでしこ賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、市川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、市川牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、内海正章によって430.5万円で落札された。

福島幸三郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

7月30日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったクラローザに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマユネテンザンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳オープンのなでしこ賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた6戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3歳（2006年）

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、前住和寿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月29日、中8週で迎えた8戦目は、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアスターバジルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月18日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のスイートピー特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコテツを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、ルビー特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のサマーフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

8月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で金子正彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で金子正彦騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で金子正彦騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月17日、中2週で迎えた18戦目は、冥王星特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で金子正彦騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で金子正彦騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた20戦目は、冬桜特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で金子正彦騎手（13戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、シンフォニー特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で金子正彦騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で金子正彦騎手（15戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた23戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で金子正彦騎手（16戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた24戦目は、しらこばと賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は前住和寿騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた25戦目は、小田原城特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（17戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた26戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、花衣特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた27戦目は、ペガサス特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた28戦目は、古代ロマン行田特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（18戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦の織姫特別南関東所属（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前住和寿騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、江ノ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前住和寿騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた32戦目は、シーブリーズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前住和寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。