アインジョーカー（1997年生、母ジンクアニメート）

アインジョーカー（1997年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のビワハヤヒデ（当時7歳）と交配したジンクアニメートが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

5月20日、デビュー戦は仲田雅興騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

6月10日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、アズマシーザーに半馬身交わされて1着未勝利戦を制した。

6月25日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

8月19日、中7週で迎えた4戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2001年）

9月22日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲田雅興騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で仲田雅興騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月16日、連闘で迎えた12戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたアサカジェム決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ロンシャンシチーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中3週で迎えた17戦目は、アイリス賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンブーテルオーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月21日、中4週で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲田雅興騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

10月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた21戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6歳（2003年）

2月1日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月11日、中0週で迎えた25戦目は、サンライズカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月24日、中1週で迎えた26戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレイスマッシュを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中7週で迎えた27戦目は、つつじ特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月11日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた29戦目は、アイリス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンメイワンダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた30戦目は、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。