ウィズインシーズ（2003年生、母モダンガール）

Within Thes

2003.05.13

ウィズインシーズ（2003年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時17歳）と交配したモダンガールが22歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡 廣光。戦績は、中央平地20戦4勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の初春賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡広光から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、リバーヴァレーファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、内藤耕造によって378万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月9日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月12日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

1月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップ アップル賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月17日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るナリタファントムを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のショウエンジェリコに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2007年）

6月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（中京芝1200m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた15戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

8月9日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップ ネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したテイエムノブシオーにクビ差届かず2着となった。

11月17日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼンノリヴァーサルを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月23日、連闘で迎えた19戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したレキシントンシチーに半馬身届かず2着となった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったレソナルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るリボンノキシを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

2月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。