ハギノサキガチ（2010年生、母ハギノアウグラーレ）

ハギノサキガチ（2010年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋先勝」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したハギノアウグラーレが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地22戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の石狩特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月23日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく最後はアイアンブランドと並んで15着同着となった。

3歳（2013年）

2月3日、中7週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

3月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月18日、中6週で迎えた9戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアステュートに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグレートチャールズをハナ差振り切って2勝目を手にした。

9月17日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月23日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦2勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4歳（2014年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタルトオポムを半馬身振り切って3勝目を手にした。

5歳（2015年）

8月16日、約12か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（9戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。