シャパリュ（2021年生、母ボンバルリーナ）

シャパリュ（2021年4月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「アーサー王伝説に登場する怪猫。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したボンバルリーナが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月2日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー福島（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインラムセスに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2024年）

4月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月27日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジャミラヌールに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

12月7日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2025年）

1月18日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月9日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月14日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

8月16日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月15日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったロフティストーリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のドントゥザムーンに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。