コーラスケイト（2018年生、母カホマックス）

Coruscate

2018.06.02

コーラスケイト（2018年6月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「才能が華々しく現れる」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したカホマックスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年のエメラルド賞。

経歴

デビュー前

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

3月20日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシャンブルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月17日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したタガノパッションにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月10日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフォクシーレディに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトレデマンドをクビ差振り切って休養明け初戦を物にした。

4歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの初茜賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルーカルセドニーに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月13日、中6週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

12月4日、中7週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5歳（2023年）

3月4日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年3月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。