バンダムシュローム（2007年生、母グリーリーランド）

バンダムシュローム（2007年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋超人（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したグリーリーランドが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2四五。

経歴

デビュー前

当歳のとき、バンダム牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2010年）

2月6日、中5週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月16日、中7週で迎えた5戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月4日、中6週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月4日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2011年）

9月13日、約12か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のサチカゼに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたワイエスサプライズ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のナカザルキャットに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月28日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に敗れた。