モズダイコ（2010年生、母アウトゥリーチェ）

モズダイコ（2010年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋太鼓」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時22歳）と交配したアウトゥリーチェが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方30戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、北側雅司によって262.5万円で落札された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月1日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3歳（2013年）

3月2日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた10戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ノースゴールドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホクレアパパに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ウインマルゲリータに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のビエントブランコに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエルドリッジをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

3月4日、中1週で迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ひやしんす賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた19戦目は、ひなぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月25日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた21戦目は、麦秋特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルハートレーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた22戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の文月賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップホームタウンカップ（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた25戦目は、秋風月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったカシノレインボーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた27戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた28戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月15日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた31戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月26日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた33戦目は、すぺあみんと賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

5歳（2015年）

1月15日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた37戦目は、小山裕也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小山裕也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小山裕也騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小山裕也騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた41戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。