ライトニングゼウス（2021年生、母サクラナスカ）

ライトニングゼウス（2021年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ゼウスの稲光。落雷停電のあった夜中に出生したので」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時15歳）と交配したサクラナスカが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月1日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったスティックバイミーを3/4馬身捉え切れず2着となった。

10月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

3歳（2024年）

4月7日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月4日、中6週で迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアメリカンランナーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月24日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月5日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたワークソング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたキタノソワレ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。