エーコーティターン（1993年生、母キリヒカリ）

エーコーティターン（1993年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は芦毛。種牡馬のメジロティターン（当時15歳）と交配したキリヒカリが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月5日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったキャロルウインドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカーリスロゴスをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したステッペンウルフを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンモアゲタップに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の山国川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5歳（1998年）

7月19日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。