ピラミッドヒル（1994年生、母ダイナマリー）

ピラミッドヒル（1994年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時17歳）と交配したダイナマリーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方22戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の佐賀競馬ジョッキーズグランプリ第1戦(C1)。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

2月1日、デビュー戦は西谷誠騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都芝1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

9月28日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4歳（1998年）

7月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた16戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた17戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中島洋三騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島洋三騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1999年）

1月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島洋三騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後はルヴィーズサンと並んで1着同着となった。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロスターに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月13日、中1週で迎えた25戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた26戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月25日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカツヒノデを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5月8日、中1週で迎えた28戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグッドルッキングに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月15日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウミョウエリートに6馬身の差をつけて制した。

6月27日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピュアラブを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

7月20日、中2週で迎えた32戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナショナルギンガに4馬身の差をつけて制した。

7月31日、中1週で迎えた33戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬ジョッキーズグランプリ第1戦（佐賀ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツライアンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月16日、中1週で迎えた34戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャロルライデンを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗れた。