イナリライコウ（1987年生、母ホウジンライ）

イナリライコウ（1987年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のパーフライト（当時6歳）と交配したホウジンライが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村幸廣。戦績は、中央平地4戦1勝、地方19戦4勝2着2回。1991年の関屋記念(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福永二三雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1989年）

11月2日、デビュー戦は宮浦正行騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は459kg。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のロードバルドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲノビジヨンに半馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月14日、中7週で迎えた5戦目は、3歳戦のフリージア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた6戦目は、佐々木洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の江戸菊特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は宮浦正行騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた9戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアパツシユボーイに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、野分特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、初冬特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコトノワカバから3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、寿特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤッコに半馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、睦月特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、立春特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、早春特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮浦正行騎手（10戦3勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月2日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、チャームハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮浦正行騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノカノンから1馬身半差の2着となった。

3月17日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、爽春特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮浦正行騎手（12戦3勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた18戦目は、新宿区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮浦正行騎手（13戦3勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた19戦目は、横浜ベイブリツジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宮浦正行騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月8日、中7週で迎えた20戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、フリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月13日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るハイアローを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手にした。

8月4日、中2週で迎えた22戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1992年）

2月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。