スマートギャング（2005年生、母トロピカルレディー）

スマートギャング（2005年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギャング。ギャングの様にすごみのある馬」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したトロピカルレディーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、地方1戦0勝。2007年の福島2歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月8日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ライセンシーに3/4馬身交わされて2着となった。

8月11日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月21日、中9週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトーセンジークレフに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のレオマイスターに1馬身3/4の差をつけて優勝

12月9日、中4週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3歳（2008年）

10月19日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。

5歳（2010年）

12月26日、約26か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

6歳（2011年）

3月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、’11メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。