ウインギャラント（2010年生、母シャイニングアイズ）

ウインギャラント（2010年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋華麗な、堂々とした、優美な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時13歳）と交配したシャイニングアイズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳C1三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって525万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

12月9日、中8週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3月10日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた6戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイカスプレンダーに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモキャロルをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

5月25日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、3歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプリズムシャドウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、エティエンヌに交わされて3馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ヤマタケハーディに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。