オースミラナキラ（2012年生、母オースミハルカ）

オースミラナキラ（2012年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利（ハワイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したオースミハルカが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月21日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は526kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したダノングッドに3/4馬身届かず2着となった。

3月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマモアタックに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4歳（2016年）

3月20日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったタイマツリに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月16日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のニホンピロシナバーをクビ差振り切って勝利をモノにする

11月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のハローマイディアに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2017年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島信二騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で川島信二騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったマインシャッツにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川島信二騎手（11戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

6歳（2018年）

3月25日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で川島信二騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で川島信二騎手（13戦3勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るルドルフィーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月20日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は15戦連続で川島信二騎手（14戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で川島信二騎手（15戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、5着に終わった。