クロヅル（2010年生、母フューチャシャトル）

クロヅル（2010年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「九州地方に飛来するツル科の鳥」。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時11歳）と交配したフューチャシャトルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は田上勝雄。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上勝雄から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、田上勝雄から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、佐賀県馬主会によって136.5万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2012年）

7月21日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は441kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールドペンダントを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアルデバラン特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のシリウス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のフォーマルハウト特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦の鹿屋特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアーカーシャに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2013年）

1月14日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の青の洞門特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（11戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリトルチェリーを半馬身振り切って制した。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の虹ノ松原特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた21戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったヤングフォレストに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のライングランに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハーモニアスに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

11月7日、中2週で迎えた27戦目は、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた28戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた29戦目は、一般C1十一 C2五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4歳（2014年）

1月9日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた31戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C1六 C2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。