アリマエクセレント（2003年生、母モガミタマー）

アリマエクセレント（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋優秀な、卓越した」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時8歳）と交配したモガミタマーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道帯広市、生産者は十勝ケンタウルスファーム（有）。戦績は、中央平地11戦1勝、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、十勝ケンタウルスファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、B.B.RACINGによって619.5万円で落札された。2歳のとき、B・Bレーシングから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、有馬博文によって1,260万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月22日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシベリアンヒートを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

12月10日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

3歳（2006年）

1月29日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月16日、中3週で迎えた8戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

10月1日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月2日、中8週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4歳（2007年）

2月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月22日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、東風特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、若葉特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月30日、中1週で迎えた15戦目は、中野区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイトマホークに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワールドエミネンスに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

8月3日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた19戦目は、ながつき賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、ペガサス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。