シルキーグルーヴ（2000年生、母ルビータイガー）

シルキーグルーヴ（2000年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋楽しいこと・素敵なもの　いつまでも皆をときめかせていたい」。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時17歳）と交配したルビータイガーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2003年のミモザ賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダンディーコラソンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月15日、中3週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマコトスズランを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2004年）

1月24日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のオートキツメモリアル（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5歳（2005年）

6月4日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。