グッドワード（2015年生、母ブライダルブーケ）

グッドワード（2015年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ほめ言葉。皆にほめられるような活躍をしよう」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時17歳）と交配したブライダルブーケが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の秋吉台特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月4日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンネメシスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

7月8日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

12月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

4歳（2019年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3月31日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったマイティーワークスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月12日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォレブルートにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月18日、中8週で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンジェルカナにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月31日、中8週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したローランダーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2021年）

1月24日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラスの秋吉台特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のブルベアオーロに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月20日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた24戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったショウナンバニラにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月11日、中6週で迎えた26戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月4日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月26日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

7歳（2022年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2022年1月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。