ファントムレディ（2014年生、母ダンスミュージカル）

ファントムレディ（2014年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幻の女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のスリーロールス（当時8歳）と交配したダンスミュージカルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はShall Farm。戦績は、中央平地3戦0勝、地方26戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2018年のりっしんべん杯(一般C1七)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額700万円（3.5万×200口）で一口馬主が募集された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

6月11日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた4戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた6戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた10戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、チカリンターズS（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた11戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、あーはちゃんピオンシップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

4歳（2018年）

1月1日、中1週で迎えた12戦目は、北区に集いし若人記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた15戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部大地騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4月1日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったテオドルスにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったシンゲキに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ディグアップセンスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月3日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフルスプレンダーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月10日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンオダイリに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1十（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったルノートルに詰め切れず、約17馬身差の2着となった。

7月8日、連闘で迎えた27戦目は、りっしんべん杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカワキタカスタマーを自慢の末脚で半馬身差し切って優勝

7月24日、中1週で迎えた28戦目は、塩津かがり火恋祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた29戦目は、かれんちゃんハッピーバースデー記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。