ウォータースペース（2016年生、母プティプランセス）

ウォータースペース（2016年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+宇宙」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時15歳）と交配したプティプランセスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2019年の新涼特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山岡良一によって1,296万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月9日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

3歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリカジュールに8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月2日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月11日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアンジェリーブルに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月20日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスマートアルタイルをクビ差振り切って3勝目を手にした。

11月2日、中6週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2020年）

5月17日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八海山ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

10月17日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

5歳（2021年）

5月9日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。13着に敗れた。