シルクアベニール（2000年生、母ロイヤルシルキー）

シルクアベニール（2000年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋未来・将来性（仏）　未来の名馬となる様に」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したロイヤルシルキーが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アルファフォーレスに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月9日、連闘で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタマモゲットに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月25日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた7戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のコウエイプライムを3/4馬身振り切って2勝目を収める

2月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月17日、約7か月半の休み明けで迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2005年）

5月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた17戦目は、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ファビィステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月11日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、三番叟特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、オキザリス賞（盛岡芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月17日、中9週で迎えた23戦目は、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月28日、中5週で迎えた24戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた25戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。