グランプラス（2000年生、母サンエイカオリ）

グランプラス（2000年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ベルギーの中心となる広場で『絢爛たる劇場』とたたえられた」。毛色は芦毛。種牡馬のザグレブ（当時7歳）と交配したサンエイカオリが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）宮村牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の天王山特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮村牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、宮村牧場から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月14日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の天王山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサマーキャピタルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2005年）

2月5日、約16か月半の休養明けで迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。