ホッコーマドンナ（2008年生、母スカートザウインド）

ホッコーマドンナ（2008年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋聖母」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時8歳）と交配したスカートザウインドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2 19。

経歴

デビュー前

当歳のとき、石郷岡雅樹から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、飛渡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、石郷岡雅樹から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、矢部幸一によって210万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月27日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月6日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノコニーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、連闘で迎えた8戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったプリンセスヌビアに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサクサジェットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2012年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦1勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。