デューククリスタル（1994年生、母デュークプリンセス）

デューククリスタル（1994年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時14歳）と交配したデュークプリンセスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、キョウエイスピーチに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1997年）

6月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドウカンロドリゴに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。