セイウンヲツカム（2001年生、母ワンモアギャル）

Seiun o Tsukamu

2001.04.24

セイウンヲツカム（2001年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青雲をつかんでほしい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時16歳）と交配したワンモアギャルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本 隆志。戦績は、中央平地26戦3勝2着5回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月2日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、勝ったトウカイハッスルにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマイネルディマジオに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴァルパライソをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

10月19日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず最後はリスティアノールと並んで4着同着となった。

12月21日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3歳（2004年）

4月4日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒシルーシッドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4歳（2005年）

5月15日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒカルマチェンドラを半馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

6月18日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月2日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したタヤスワカシオに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したロンジェを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユーワインパルスを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5歳（2006年）

10月15日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月6日、中4週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた27戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6歳（2007年）

1月1日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ地方重賞の新春盃（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。