アイスブラスト（2016年生、母キングダンサー）

アイスブラスト（2016年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「クールな衝撃を与えるような走りを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時16歳）と交配したキングダンサーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田哲夫。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

2歳のとき、菅原富美子から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ドリームファームによって2,430万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額2,850万円（0.29万×10000口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のサトノフォースをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2019年）

1月6日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月23日、中6週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4歳（2020年）

2月1日、約9か月半の休養明けで迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月25日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

5歳（2021年）

1月11日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたココニアル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3月21日、中9週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクララージャンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月23日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月28日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスのオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの香取特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。