ダイナホイッスル（1984年生、母シャダイランジング）

ダイナホイッスル（1984年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルセリ（当時7歳）と交配したシャダイランジングが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝、中央障害5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月7日、デビュー戦は栗原洋一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャトーディアに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳400万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下の黄菊賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳400万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原洋一騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3歳（1987年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定4歳400万下の紅梅賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原洋一騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4歳（1988年）

5月14日、約16か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗原洋一騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で栗原洋一騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で栗原洋一騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で栗原洋一騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で栗原洋一騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月16日、中9週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で栗原洋一騎手（12戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は14戦連続で栗原洋一騎手（13戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は15戦連続で栗原洋一騎手（14戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクティブダイナから2馬身半差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は16戦連続で栗原洋一騎手（15戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は17戦連続で栗原洋一騎手（16戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。