アーミイトレジャー（2000年生、母ユーロシスター）

アーミイトレジャー（2000年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「陸（軍）の宝」。毛色は鹿毛。種牡馬のアーミジャー（当時10歳）と交配したユーロシスターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方31戦0勝2着5回。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月13日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた4戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3歳（2003年）

4月20日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

9月23日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるサンライトメロディを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クニノネヴァーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた17戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアサクサビーガタを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-10（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3 11（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オールアイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

3月28日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2 12（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月26日、中1週で迎えた22戦目は、あやめ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた23戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた25戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた28戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の可憐特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-8（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダークスティンガーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3 11（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（11戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月3日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（12戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3 11（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（13戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（14戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3-10（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（15戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた37戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（16戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月15日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた39戦目は、一般C3 11（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた40戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（10戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（11戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2 14（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。