リネンロマン（2007年生、母フレームバイオレット）

リネンロマン（2007年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時10歳）と交配したフレームバイオレットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、地方19戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の虹の松原特別。

経歴

デビュー前

浜田一夫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2009年）

8月2日、デビュー戦は山下貴光騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は443kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月3日、中8週で迎えた2戦目は、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカノヤツカサに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の長崎街道轟木宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のBAOO宇部協賛（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カジノメンバーに交わされて2馬身半差の2着となった。

3歳（2010年）

1月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

2月28日、中7週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレチアリーダに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（6戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったダンツウォッチに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のピンクッションに4馬身の差をつけて優勝

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の仙水峡特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（9戦3勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の耶馬渓特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（10戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（11戦3勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の青島特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（12戦3勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の虹の松原特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（13戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーホクカントリーに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

8月18日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で山下貴光騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で山下貴光騎手（15戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山下貴光騎手（16戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。